１９７６年の日本ＧＰを走ったフェラーリのマシンを製作した。　ドライバーはニキ・ラウダ。雨のレースで危険と判断したラウダは２周で棄権してしまった。結果、マクラーレンＭ２３を駆るハントがチャンピオンを獲得した。
　キットは一縄筋ではいかないものだった。　専用エッチングセットを使用してディティールアップをしているが、セットのほとんどはラジエターやブレーキディスクなど、中身のメカに集中している。カウルを外すつもりがないなら要らないセットだろう。　エンジンなどにパイピングをしている。　なるべく再現しようと細かく分割してあるためかどうしても強度が不足してしまう。　また、アライメントをしっかり取りながら組んでいかないとひねって歪んでしまうので最後にタイヤをつけたら、どこかが浮いてしまうことになってしまう。　カウルがぴったりはまらなくて苦労した。　とにかく調整が大変なキットだった。