元エッシーの金型をイタレリが小改修してリリースしたキット。　垂直尾翼を改修して量産型にしているのだが、トツ彫りになっているので彫りなおしている。機首のパネルラインも一度うめて彫りなおしている。これでそれっぽくなるが、アウトラインもほとんどのパネルラインも試作型のまま。エレールのキットと比べるのは酷というものだ。
　コクピットは1/72を拡大したような出来だったので、ブラックボックスのレジンセットを奢ってみた。エレール用だがこのように工夫しだいできちんとはまる。コクピットを精密にすると不思議とモデルが締。　後縁やフィンなどを薄くしているがこれも効果的だろう。
　マーキングがなんか貧相だが、実機もこんな感じ。

モデルグラフィックス Vol.212　2002年　7月号掲載