資料をあさってネットも駆使し、なんとか概要をつかみ製作にこぎつけた作品。　一番信憑性の高かったのがこの型だった。それでもわからないところは推測するしかなかった。　とにかく写真がほとんど残っていないのでゴンドラの形状をつかむのに苦労した。軽くするため、バキュームフォーミングにて製作した。
　コクピットはＣＭＫのＡ－４用レジンセット。何の苦もなくピッタリと収まる。気持ちがいい。小改修して使用した。　外見からは見分けがつかないが、強化された装甲も再現している。Ｃ－６とも若干違う機首になっている。　ダイブブレーキはついていないそうだが、ついているように見える写真もあるので見栄えを優先して付けている。実際、３７ｍｍ機関砲とゴンドラによる空気抵抗は相当なものだったらしく、ダイブブレーキは必要なかったようだ。　タイヤはトゥルーディティールを使用している。大型機なのでつぶれていたほうがよりらしいだろう。
　塗装は暗色立ち上げで行っている。　マーキングは写真から推測。コードレターは確認できず、入れていない。

スケールアヴィエーション Vol.28　2002年　11月号掲載