イタレリお得意のよくわからないうちにリリースしてしまったキットで、つっこみどころ満載である。　実際採用された実機とはかなり違う。　キットはシンプルなパーツ構成で、簡単に組むことが出来る。
　作品はシートをバーリンデンのＦ-１８用のものに交換し、コクピット内をディティールアップした。　フラップなどは両端をエッチングソーで切り込みをいれて下方へ折り曲げた。　キットはB型を想定しており、ノズルはリフト状態しか再現出来ない。　通常飛行状態になるように、加工した。　マーキングはイギリス海軍に採用されたらという架空の設定で選んだ。　
　作例を製作した当時はX-32と採用を争っていたのだが、ロッキード有力ということでこちらを製作した。　

スケールアヴィエーション Vol.20　2001年　7月号掲載